講人生に失敗する18の錯覚
談社 加藤英明 岡田克彦
人生に失敗をもたらす「錯覚」の数々を解説する。具体例が多く、また行動心理学に基づく実験例が随所に折り込まれており最後まで楽しく読めます。
勝者の罠 群衆真理の罠 情報の罠 損失回避の罠 時間割引率の罠など、18に分かれています。たとえば、
損失回避の罠 損失を回避したいがために損をしてしまう。投資をする人は、利益が乗るとすぐに売って利益を確定する。しかし含み損を出すと「いつか必ず戻る」と思い、買値を同じ値段になったら売ろうと思い、結局損失をふくらませる。
「失うのはつらい、だから失ってします」投資は「1に損切り、2に損切り」である。
◆読み進むにつね、「あるある」と思わず納得する内容ばかり、紹介されているのは「失敗」についてですから、これを熟知するば「失敗回避」につながります。